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【第3章】 アメカジ ワークウェア黄金期 アメリカをつくった男たちの服【後編】<炭鉱・林業・農業>

こんにちは!アメカジセレクトショップHELICEのアメ子です。

「アメカジ」には欠かせない、オーバーオールやワークジャケットなどの数々の「ワークウエア」。

今回はワークウエア誕生の歴史の後編です!


<目次>
第一部 アメリカでアメカジが生まれるまで
 第1章 アメカジとは何か
 第2章 開拓時代とジーンズの誕生
 第3章 ワークウェア黄金期 前編・後編 ←ここ!
 第4章 ミリタリーウェアの誕生
 第5章 映画・音楽と若者文化
 第6章 アイビー・プレッピー・ヒッピー文化
第二部 日本でアメカジが文化になるまで
 第7章 GHQとアメリカ文化の流入
 第8章 VANとアイビーブーム
 第9章 渋カジ・古着ブーム
 第10章 雑誌が育てたアメカジ文化
第三部 日本が世界一のアメカジ大国になる
 第11章 岡山デニムと児島
 第12章 レプリカブランド誕生
 第13章 日本アメカジブランドの思想
 第14章 世界が評価するMade in Japan
 最終章 HELICEが伝えたいアメカジ文化  


地下数百メートルで働く男たち──炭鉱夫

19世紀後半から20世紀初頭にかけて、「石炭」はアメリカの発展を支える最も重要なエネルギーでした。


蒸気機関車を走らせるにも、工場を動かすにも、製鉄所で鉄をつくるにも、石炭は欠かせない存在だったのです。


その石炭を掘り出していたのが炭鉱夫でした。


彼らの仕事場は、地下深く。

太陽の光は届かず、空気は湿り、石炭の粉じんが舞う過酷な環境です。


しゃがみ込み、岩肌に体をこすりつけながら、一日中つるはしを振るう。

服は毎日のように岩へ擦れ、破れ、泥と汗で黒く染まっていきます。


ポケットは工具を入れられるよう大きく。

縫い目は簡単に裂けないよう二重、三重に。補強が必要な部分にはリベットを打ち込む。

彼らはオーバーオールを愛用していました。


巨木と向き合う男たち──林業

一方、西海岸や北部の森林地帯では、

何百年も生き続けた巨大な木を倒して男たちがいました。


アメリカの森林には、高さ50メートルを超えるような巨木が数多く存在しました。

木こりたちは巨大なのこぎりや斧を使い、それらを切り倒していきます。


一本倒すだけでも命がけ。

倒れる方向を誤れば、大事故につながります。


山の天気は変わりやすく、朝は暖かくても昼には雨、夕方には冷え込むことも珍しくありません。

だから林業では「重ね着」が基本でした。


厚手のウールシャツ。

保温性の高いジャケット。

動きやすいワークパンツ。

そして、足元には頑丈なロガーブーツ。


林業で愛された服は、「暖かさ」と「耐久性」を何より重視していました。


大地を耕す人々──農夫

鉄道が走り、工場が増えても、人は食べなければ生きていけません。


アメリカ中西部には広大な農地が広がり、多くの農夫たちが働いていました。

農作業は一日中しゃがみ、立ち、歩き回る仕事です。


土で汚れ、水に濡れ、家畜とも向き合う。

そのため、農夫たちはゆったりと動けるオーバーオールを好みました。


胸当て付きのデザインは、ポケットとしても便利で、工具やメモ帳、小物を収納できます。

肩紐で支えるため、ベルトより長時間の作業でも疲れにくいという利点もありました。


仕事が違えば、服も違う

鉄道員には鉄道員の服。

炭鉱夫には炭鉱夫の服。

木こりには木こりの服。

農夫には農夫の服。


それぞれの現場で必要とされた機能が、少しずつ積み重なり、ワークウェアは進化していきました。


そして時代は、産業革命を経て、世界大戦へ

そして19世紀の終わりから20世紀に入る頃、アメリカはさらに大きな変化を迎えます。


蒸気の時代から、電気と石油の時代へ。

巨大工場が次々と建設され、自動車産業が急速に発展していく「第二次産業革命」が訪れ、

そして、世界大戦へと時代が移り変わっていきます。


第二次世界大戦で生まれた軍服。

軍服から、現代のアメカジへとつながる名作が生まれた物語を、次の章では紹介していきます~!

HELICE (ヘリス)
359-1117  埼玉県所沢市有楽町14-15
アメカジを軸に、素材・技術・意匠にこだわりを持つ日本のブランドをセレクトしています。
日本には、長い歴史の中で培われてきた技術があります。
素材を知り尽くした職人の手仕事。
細部に宿る美意識。
そして、つくり手の想いと誇り。
丁寧につくられ、着るほどにその魅力を感じられる。
そして、長く大切に着たいと思える服。
日本のクラフトマンシップから生まれる、そんな一着を、丁寧にお届けします。
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