こんにちは!アメカジセレクトショップHELICEのアメ子です。
「アメカジ」には欠かせない、オーバーオールやワークジャケットなどの数々の「ワークウエア」。
今回はワークウエア誕生の歴史を、有名ブランドと一緒にみていきましょう!
<目次>
第一部 アメリカでアメカジが生まれるまで
第1章 アメカジとは何か
第2章 開拓時代とジーンズの誕生
第3章 ワークウェア黄金期 ←ここ!
第4章 ミリタリーウェアの誕生
第5章 映画・音楽と若者文化
第6章 アイビー・プレッピー・ヒッピー文化
第二部 日本でアメカジが文化になるまで
第7章 GHQとアメリカ文化の流入
第8章 VANとアイビーブーム
第9章 渋カジ・古着ブーム
第10章 雑誌が育てたアメカジ文化
第三部 日本が世界一のアメカジ大国になる
第11章 岡山デニムと児島
第12章 レプリカブランド誕生
第13章 日本アメカジブランドの思想
第14章 世界が評価するMade in Japan
最終章 HELICEが伝えたいアメカジ文化
アメリカの未来を左右する南北戦争勃発
1861年、アメリカは大きな転機を迎えます。
広大なアメリカでは、北部と南部での対立が加熱し、戦争に発展。
「北部」は、商工業が中心で、自国の産業を守る保護貿易と奴隷制度の拡大反対を主張。
「南部」は、綿花などの大農園(プランテーション)農業と奴隷制、自由貿易の維持を主張。
この南北戦争で、優れた工業力を持つ「北部」が勝利したことをきっかけに、
アメリカは農業中心の国から、工業国家へと大きく舵を切っていきます。
また、この南北戦争下で、大量の兵士に同じ軍服を支給するため、
生地を大量に織る技術、縫製を効率化する技術、サイズを規格化する考え方が急速に発達しました。
戦争が終わり、豊かな国を目指すアメリカ
1865年、南北戦争が終結したアメリカは、まだ発展途上の若い国。
東海岸には都市がありましたが、西へ向かえば広大な荒野が広がっていました。
東海岸から西海岸まで、
町と町をつないで、物流を生み出し、モノ・人・カネが行き交う、豊かな国にするーー
その広大な目標に、必要だったのが「鉄道」です。
当時の輸送手段といえば、馬車で大陸を横断するか、船で南米を回るしかなかったのです。
大陸横断鉄道という、国家の未来を左右する、巨大プロジェクトのために、
レール一本を敷くにも、何百人、何千人、何万人という労働者が必要になりました。
南北戦争が終結し、黒人奴隷制度が廃止されたことで
代わってアメリカ大陸に労働力として移住したのは、中国、ヨーロッパからの人々でした。
彼らは岩山を爆破し、橋を架け、枕木を運び、レールをつなぎ、
炎天下でも、雪の降る山岳地帯でも、ひたすら働き続けました。
鉄道が生んだ、新しい作業着
そして1869年、アメリカの東海岸と西海岸が一本のレールでつながる大陸横断鉄道が完成!
人や物がこれまでとは比べものにならない速さで移動できるようになりました。
そして、この鉄道の発展とともに、多くのワークブランドが誕生したのです。
ここでは有名ブランド2をご紹介!
1つ目!Carhartt(カーハート) !
鉄道作業員や建設労働者のために、丈夫なダック地(太めの綿糸を密に平織りした、非常に頑丈で厚手な布)のジャケットやオーバーオールを作り始めました。
デニムよりも厚く、摩擦に強いダック生地は、ハードな現場で高い支持を得ました。
現在でもブランドを象徴するブラウンダックのジャケットは、この頃のものづくりの思想を受け継いでいます。
2つ目!Lee(リー)!
食品と雑貨を扱う卸売業からスタートしたLee。
衣類品の販売を手がける中で、納期遅延をきっかけに自社製品を開発し、鉄道員や農場で働く人々のためのワークウェアメーカーとして歩み始めます。
ヒッコリーストライプのオーバーオール。
カバーオール。
エンジニアキャップ。
どれも鉄道員たちが実際に着用していた服でした。
ヒッコリーストライプは、汚れや油染みが目立ちにくいよう考えられた柄だといわれています。
また、エンジニアキャップの短いつばは、
機関車の狭い運転席でも邪魔になりにくく、前方を確認しやすい実用的な形でした。
アメリカを走らせたのは、蒸気機関車だけではない
大陸横断鉄道の誕生により、都市が発展し、物流が生まれ、新しい産業が育ち、
アメリカという国そのものが、大きく変わっていきました。
たくさんの労働者が、アメリカを国を大きくしていったのです。
地中深く潜り石炭を掘る炭鉱夫。
何百年も育った巨木を切り倒す木こり。
広大な農地を耕す農夫。
それぞれの現場では、それぞれに必要な服が生まれていき、
現代でも愛されるアメカジになっていったのです!
その服の紹介は、長くなりそうなので、続きは後編にします!
後編では、アメリカの発展を陰で支えた炭鉱・林業・農業で、
ワークウェアがさらに進化していく物語を見ていきましょう!
「第3章 ワークウェア黄金期 後編」に続く
HELICE (ヘリス)
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アメカジを軸に、素材・技術・意匠にこだわりを持つ日本のブランドをセレクトしています。
日本には、長い歴史の中で培われてきた技術があります。
素材を知り尽くした職人の手仕事。
細部に宿る美意識。
そして、つくり手の想いと誇り。
丁寧につくられ、着るほどにその魅力を感じられる。
そして、長く大切に着たいと思える服。
日本のクラフトマンシップから生まれる、そんな一着を、丁寧にお届けします。

